#25 矛と盾

何でも貫き通す矛と、何でも防ぐ盾が同時に存在するのは、おかしい事だろうか。

 

「矛盾」という言葉は、1500年以上前の『韓非』に記された"相反する2つの事柄が両立するのはおかしい"、という意味内容の故事成語である。

 

1500年以上前から矛盾は存在するということだ。

 

我々は、無自覚のうちに許容したくもない矛盾を許容し、矛盾と共生している。

 

 

男女平等、学歴フィルター、人種差別。

 

 

男女が平等であるはずなのに、女性専用車両が当然のように存在する。

この数年で最も印象に残っている男女差別は『THE W』という女性にフォーカスしたお笑いの賞レースだ。女性芸人に輝ける場所を与えている。男性芸人と同じ条件で戦うことのできるM-1 GPやキングオブコントのような舞台があるにも関わらず。

 

学歴なんて関係無いと掲げながらも大手企業には"フィルター"なるものが存在している。

 

みなさんは、海外での銃撃事件の報道を、白人が起こすものと黒人が起こすものと、全く同じ印象を以て視聴できるだろうか。

 

 

結局、格好の良い言葉は常に矛盾する内容を孕んでいて、その負の面を取り除くことはできないことが多いのだ。

それでも、それを許容して生きていくのが普通であり、私には差別問題を変える影響力も無ければ、そもそも問題に挑戦する気もない。

 

 

皆さんも、生きているならば、何かに影響され、真似をしたことがあるだろう。

 

憧れのスポーツ選手、芸能人、先輩、ドラマやアニメの主人公。世の中には自分より格好良いものが溢れているから、「ああなりたい」「こうなりたい」が存在するのは当然だ。

 

 

私も、いろいろなものに影響をされてきた。

捻くれていることを言うと笑ってくれる人がいる。飯を食わずに痩せ細る自分を見て笑ってくれる人がいる。

どうやら私の自己承認欲求は「笑ってもらえること」だったらしく、今の、否定的な自分が形成された。このブログを続けているのも、きっと捻くれた自分を見て笑ってもらいたいからだろう。

 

 

こうして、何でも貫き通す矛を手に入れた私であるが、面白くないことに、神は何でも防ぐ盾も同時に突き出してくる。

 

 

これは当然のことであるが、私も一般の男であり、3大欲求くらいは兼ね備えている。

昨年末、かくかくしかじかで友人と盛り上がり風俗に行くことになった。と言っても本番なしの店舗である。

私が本番プレイは誰が相手であっても二度としたくない理由は…またいつか話そう。

 

歪んだ顔の嬢と気持ちのないキスをし、胸を揉み、乳輪周りを舐め回し、ならばと言わんばかりに舐め返された時にふと気付く、

 

 

私は、乳首が弱いらしい。

 

 

 

 

捻くれた性格と乳首の矛盾。

これは差別問題と同一視できない。

早急に取り掛かるべき問題であり、解決を急がなくてはならない。