#15 どっちもダメ

こんばんわ。

 

 

昨日早朝は、フランス代表ベンゼマに、正にdéjà-vuを見せつけられましたね。またもハットトリック、脱帽です。

 

アンチェロッティ監督は僕の望んだ通り、慣れ親しんだ自陣に引きこもる戦術を選択してくれました。

 

 

僕自身プレビューの段階では、ロナウドが在籍していた頃のように個人の力の差を武器に勝つことは難しいと考えていましたし、実際にチーム全体を見渡すと、個人の力それ自体は低下していると考えていいと思います。

 

 

ですが、ゴールに直結する、シュートを打つ選手、そしてそれを止める選手のところでは両チーム間で大きな差が生じ、結果に大きく影響しました。

 

焦点を絞れば、レアルマドリーの個人の力は向上しているとも言えるのかもしれません。

 

今季はクルトワベンゼマ、彼らを崇め続けてきたシーズンでありますが、今一度大きな喝采を送りましょう。

 

 

 

 

さて、春季の長い休暇を経、本日4/8から大学が再開しました。

 

 

僕は大学3年生に進級し、本年度から通学するキャンパスも変わりました。

資格試験の勉強に奔走する1年になることを予期し、午前の時間帯の授業を多く取ることで生活リズムを整えるなど、気持ち新たに新学期に臨みました。

 

 

そして迎えた1限、僕の真後ろに座った学生そんな僕の機先を制してやろうと言わんばかりにマスクを外し、咳込みました。不快この上なかったです。

 

 

振り返ると彼の使用する長机の右側は荷物が散乱し、不快をさらに極めるものでした。酷く冷たい目線を贈りますが、依然、彼の口元は曝け出されていました。

 

 

僕はもう一度振り返ります。もう一度、今度はもっと冷酷に。

 

 

 

 

しかしそれは、叶いませんでした。

僕は、もう二度と彼をそのような目で見ることができなくなってしまったのです。

 

 

 

思えば先刻、僕は首を右に動かし、彼の右側しか見ていませんでした。

 

今回は反時計回りに身体を捻り、彼の左側を確認しました。そして目の当たりにします。

 

 

彼の左手薬指に輝く指輪を。

 

 

何の勝負も始まっていないのに、敗北を感じました。

 

 

 

この短期間に、広い視野を持つこと、狭い視野で捉えること、その両方を否定された気がし、嘆いています。