#19 来る者 去る者
レアルマドリーの21-22シーズンは、当該クラブのファンだけでなく、全てのサッカーファンにとって深く記憶に刻まれる物となった。
これまでにお伝えした通り、PSG、チェルシー、マンチェスターシティを相手に、衝撃的な逆転劇を繰り返すことで決勝に辿り着くと、最後はユルゲン・クロップが過去最高のチームだと謳うリヴァプールを下し、14度目のビッグイヤーを掲げ、彼ら自身が持つ最多優勝回数を更新して見せた。
私は、レアルマドリーの"決勝戦"における強さを十二分に理解しているつもりだが、それでも言語化するのは難しい。
ただ、試合が終われば勝っている。
分かっていることはそれだけだ。
たとえリヴァプールが23本のシュートを浴びせ、レアルマドリーはたった2本のシュートしか放てなかったとしても、最後に笑っているのは白のユニフォームを身に纏っている方なのだ。
最高のシーズンを終えたレアルマドリーは、既に次なる高みを目指すために動いている。
まず、かねてから伝えられていた通り、在籍中に5度のCL制覇に貢献した、ベイル、イスコ、そしてカピタン(スペイン語でキャプテンの意味)であるマルセロの退団を発表した。
3人はクラブの中でもかなりの高給取りであったため、ファンから煙たがられる時期もあったが、最後には手を叩いて送り出すことができた。これも今シーズンの成功があってこそだろう。
改めて、彼らの貢献に感謝を。
そして、CL優勝から1週間足らず、熱の冷めないうちに、最も補強が必要とされていたセンターバックの補強が行われた。アントニオ・リュディガーの獲得だ。21-22シーズン、欧州全体で上位3本の指に入るセンターバックだろう。
また、カゼミロが現在のポジションを確立して以来続いていた「カゼミロ控え問題」にも終止符が打たれた。オーレリアン・チュアメニをASモナコからクラブ史上4番目となる€80Mで獲得、その高額さには当然疑問符が付いて回ることになるが、未来ある選手にファンの胸は躍る。
別れあり、出会いありの時期はまだ始まったばかりで、ここから9月まで、多くの別れが待っているが、新たな出会いへの期待感も増すばかりである。
さて、まだ終わりじゃないです。
こんにちは。生まれ変わった私です。
私がレアルマドリーを応援し始めて15年の時が経ちました。私が応援を始めたその日レアルマドリーに所属していた選手たちは、マルセロの退団をもってゼロになってしまいました。
感慨深いものがあります。
あの頃追いかけたレアルマドリーの選手は、今や誰一人としてチームにいない、それでも私はレアルマドリーというクラブを愛しているのです。
不思議なものですね。
マルセロの退団は悲しく、別れとは常に悲しいものだと疑うことなく生きてきましたが、物事には常に例外が存在します。
私は、パズル&ドラゴンズに別れを告げました。厳密に言うとプレーは続けていますが、課金をやめました。
たしかに、欲しいキャラを手に入れられなくなるという一定の悲しさがありますが、課金をやめたことによって得たお金で手に入れられるものは無限大です。
正しく、喜ばしい別れもあるのです。
しかし、課金をやめて1ヶ月が経ちましたが、銀行の口座は不思議と増えません。オカルトの話をしているのではありません。どうやら、口座の明細は私自身が使った金額を示しているのに違いはないようなのです。
使用履歴と記憶を照らし合わせながら金額を計算すると、表示に間違いがないことが分かり、同時にその金額が課金していた月とほぼ同額を示していることに気付きます。
原因は、五等分の花嫁 中野三玖 の数々のグッズでした。
今までパズドラのために、と散々我慢していたものを買えるようになったことで歯止めが効かなくなっているようです。
新しい出会いとは、勇気を以って告げた別れの後、すぐにやってくるものです。
さて、どなたか、私のこの止まらない物欲を止めてください。
次回までに、五等分の花嫁シーズンのピーク終わり、私が次にどこに出費をして頭を抱えているか、楽しみですね。